人生において最大の栄光は、決して倒れないことではない。何度倒れても立ち上がることにある

人生において最大の栄光は、決して倒れないことではない。何度倒れても立ち上がることにある

私に贈る言葉

人生において最大の栄光は、決して倒れないことではない。何度倒れても立ち上がることにある。

オリバー・ゴールドスミス(作家)

いつ、どんな場面で発言されたか

ゴールドスミスは1762年に出版した著書『世界市民(The Citizen of the World)』の中で、ロンドンに住む架空の中国人旅行者「リエン・チ・アルタンギ」の手紙という形式で、当時のイギリス社会を風刺しました。その第7の手紙の中に、この言葉が記されています。

“Our greatest glory is, not in never falling, but in rising every time we fall.”

手紙の序文には「以下の内容の大部分は、中国の哲学者・孔子からの借用である」という編集者の注釈が添えられていたため、後世の読者がこの言葉を孔子の教えだと信じるようになりました。1831年にはすでに「孔子の言葉」として引用され始め、その後200年近くにわたって孔子の名言として広まり続けているのです。

なお、1998年にはネルソン・マンデラ南アフリカ大統領がホワイトハウスでの式典でこの言葉を引用し、1960年代にはアメリカンフットボールの名将ヴィンス・ロンバルディも使用するなど、時代を超えて多くのリーダーたちの心を動かしてきた言葉でもあります。

言葉の意味

この名言の核心は、「完璧であること」よりも「何度でも再起すること」にこそ、人間の真の価値があるという考え方です。

私たちはつい、失敗しない人、つまずかない人を「立派な人」だと思いがちです。しかし、この言葉はその価値観を静かにひっくり返します。本当に称えるべきは、一度も転ばなかった人ではなく、転ぶたびに何度でも膝に手をつき、顔を上げ、再び歩き出す人なのだと。

失敗や挫折は、人生の欠陥ではありません。それは人間であることの証であり、成長の種です。大切なのは、倒れた回数ではなく、そこから立ち上がった回数。その一歩一歩にこそ、「栄光」と呼ぶにふさわしい輝きが宿っているのです。

私に贈るメッセージ

いま、もしあなたが何かにつまずいて立ち止まっているなら、どうか自分を責めないでください。倒れたこと自体は、恥ずかしいことでも、弱いことでもありません。

この言葉が250年以上もの時を超えて人々の胸に響き続けているのは、誰もが人生のどこかで「もう立ち上がれないかもしれない」と感じる瞬間を経験するからです。そしてそのたびに、ほんの少しの勇気で再び歩き出した人たちがいたからです。

完璧でなくていい。何度でもやり直していい。あなたが再び立ち上がろうとするその瞬間が、あなたの人生で最も美しい瞬間のひとつです。

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