私に贈る言葉
自分に期待することではじめて物事は可能になる。
マイケル・ジョーダン(NBA選手)
“You have to expect things of yourself before you can do them.”
いつ、どんな場面で発言されたか
マイケル・ジョーダンは、NBAシカゴ・ブルズで6度の優勝を果たし、「バスケットボールの神様」と称される史上最高の選手です。この言葉は、1997年のNBAファイナルの記者会見をはじめ、数々のインタビューの中で繰り返し語られてきたものです。
ジョーダンの人生は、順風満帆ではありませんでした。高校入学時にはバスケットボールチームのメンバーに選ばれず、悔しさに涙を流した経験があります。しかし彼はそこで諦めるのではなく、「自分ならできる」と信じ抜き、猛練習を重ねてチーム入りを果たしました。その後の活躍はご存知の通りですが、NBAで3連覇を達成した後には父親を不慮の事件で失い、突然の引退を発表。メジャーリーグの野球選手への転身を試みるも、マイナーリーグ止まりに終わりました。それでもジョーダンは再びバスケットボールコートに戻り、二度目の3連覇を達成しています。
この名言は、そうした数々の挫折と栄光のすべてを経験した人間だからこそ紡ぐことのできた、重みのある言葉です。
言葉の意味
「自分に期待する」とは、単なる楽観的な願望ではありません。「自分はこれを成し遂げられる人間だ」と心の底から信じ、その信念を行動の出発点にするということです。
人は何かに挑戦しようとするとき、まず心の中で「できるかどうか」の判断を下します。多くの場合、過去の失敗や周囲の評価に引きずられて、自分で自分の限界を決めてしまいがちです。しかしジョーダンは、まず「自分自身に期待すること」が、あらゆる達成の前提条件だと語っています。期待がなければ挑戦は生まれず、挑戦がなければ成功もないのです。
ジョーダン自身も別の場面で「私は9,000回以上シュートを外し、300試合に敗れた。決勝シュートを任されて26回も外した。人生で何度も何度も失敗してきた。だから私は成功したんだ」と語っています。何度失敗しても自分に期待し続けたからこそ、失敗が成功への糧となったのです。
私に贈るメッセージ
「今の自分にはとても無理だ」——そう思う瞬間は、誰の人生にも訪れます。仕事がうまくいかないとき、人間関係に疲れたとき、将来が見えなくなったとき。そんなとき、ジョーダンの言葉を思い出してみてください。
バスケットボールの神様でさえ、高校のチームに落ちたところからスタートしました。彼を特別にしたのは、生まれ持った才能だけではなく、「自分ならできる」と信じ続けた心の強さでした。
あなたが今感じている不安や迷いは、きっと次の一歩への準備です。まずは自分自身に期待してあげてください。「自分はできる」と心の中でそっとつぶやいてみてください。小さな一言が、やがて大きな行動につながり、人生を動かし始めます。
すべては、自分を信じるところから始まるのですから。
